食品を暖かく包む技術の朋和産業です

仕事

全国各地には多くのコンビニエンスストアがあり、そこで食品を販売しています。
例えばおにぎりやサンドイッチなどがお店に並べられているということです。
どれを見ても、美味しそうなフィルム素材に包まれています。
第一の目的は中の食品を優しく保護するためですが、それだけではありません。
できるだけお客様が食品を購入しやすいような、魅力的な印刷で購入者の心をつかみます。
コンビニエンスストアに並べられている食品が売れるかどうかは、食品を包むフィルム素材の出来次第であるということができます。

食品を安全にする技術を提供している朋和産業

食品のフィルム素材を極限まで研究して、食品を安全にする技術を提供しているのが朋和産業です。
フィルム素材の中に包まれている食品のおいしさが、視覚で感じられるような研究開発をなされています。

朋和産業は軟包装をビジネスの軸として、様々な種類の包装素材を開発されます。
英語で言えばそれは、パッケージング・ソリューション・カンパニーということになります。
パッケージングの分野では、日本一の企業であるということができます。
本社は千葉県船橋市に拠点を構えています。
設立されたのは1962年のことです。
事業内容として有名なのは、プラスチックフィルムの製造販売です。
プラスチックフィルムと言っても、美しく食品のイメージをわかりやすく伝えるような印刷を施します。
その独創性で他の業者の追従を許さないといったところです。

安心の一貫生産体制

安心の一貫生産体制ですが、日本で使われるプラスチック包装の多くがここで製造されます。
食品の包装紙を研究するというのは実に難しいことです。
まずデザインの提案や製品の製造まで、事前に充分な打合せをしてからプラスチック包装の製造にかかります。
そのため、数多くの客先から満足されるサービスを展開できているようです。

まずプレゼンテーションというのがあります。
プラスチック包装材の注文があれば、お客様へ新しいパッケージの素材の提案をします。
この場合により良い製品を目指しますから、既存のプラスチック包装材を極限まで改善、改良をしてから、実際のプラスチック包装材は製造開始されるということになります。

話がまとまったらデザインデータを作成します。
近年、数多く使われているのがコンピューターグラフィックです。
コンピューターグラフィックを利用して、商品の企画からマーケティングリサーチまで行います。
この一連の作業によってデザインからプラスチック包装の版下製作まで一貫して行われるのが会社の大きな強みです。

製版はプラスチック包装の素材を作る作業

コンピューターグラフィックを利用した製版データの作成作業には長い時間がかかります。
それにはしかるべき確たる理由があります。
ひとつの色合いではなくて、さまざまな色合いを入れ替えて比較検討するので、そのぶん時間がかかるということになります。
しかしながらここは正念場です。
この作業でいい加減なことはできません。
食品が求める理想の色合いを追求して、最終的に製版データが決定されるのです。

次に難しいのが製版行程ですが、製版はプラスチック包装の素材を作る作業です。
レーザー製版方式が一般的に使われています。
その他に彫刻方式の製版がありますので、2種類の手法を合わせながら、食品が求める最適なプラスチック板を作成します。
この時点では、まだプラスチック板に印刷はされていません。
無色透明のプラスチック板です。

人体に無害な水性インキを採用することが多い

次に最重要工程の印刷に入りますが、この大切な工程では、実際にプラスチック板にカラー印刷をしていくということです。
食品の安全性を考えると、人体に無害な水性インキを採用することが多いです。
この時点で会社が一番気にするのは、お客様の満足度です。
カラー印刷されたプラスチック板を実際に目の前にして、お客様との間で会議がなされます。
この作業はプラスチック包装材制作の正念場であることができます。
この作業がクリアできれば、後は同じプラスチック包装を大量に印刷するだけですみます。

製品の種類によってはラミネート加工を施す場合もあります。
ラミネート加工とは異なる部材を貼り合わせて、複合部材を作成するということです。
手触りの良い、高級感のあるプラスチックフィルムを作ることができます。
最近のお客様はラミネート加工を希望される方が増えてきているようです。

次に最終段階ですがスリット加工に移ります。
プラスチック板に印刷やラミネートを終えた後でそれを規定のサイズにカットしていく工程です。
これはオートメーションで機械が自動的に切断してくれますので、短時間で正確なカットができます。

まとめ

そしていよいよ袋の制作に入ります。
これで製品ができるのですが、スリットで加工された包装材を、サンドイッチやおにぎりの形状に合わせて加工していく工程です。
具体的には折りたたんで張り合わせるという工程です。
こちらもオートメーション化がなされていますから、最初の製品ができた時点で検査に合格すれば、あとはそれを大量に製造するということになります。

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