スマートフォンの代表格に位置付けられているiPhoneは、世界で約20億台も販売されている大人気機種です。
日本でも非常に人気があり、街中にはこの機種を専門に修理をおこなっているショップもあります。
毎日持ち歩いて使用するので、愛用されている方の中には1度や2度は何かしらの故障を経験された方もいらっしゃることでしょう。
都内の修理店計20軒を参考にして、どういったトラブル・故障内容が多いのかをリサーチしてみました。
電源ボタンが作動しない
もっとも多いiPhoneの故障が、「電源ボタンが作動しない」というものです。
電源ボタンといってもiPhoneの場合はスクリーンショットの撮影、ミュート動作・バイブレーションの設定など多機能を有しているのが特徴です。
必然的に使用頻度が高いボタンゆえに故障もしやすいといえるでしょう。
液晶割れ
「液晶割れ」という問題を修理する件数も多く、この場合は特に9から11の大型液晶化が進んだ機種で多く見受けられる修理です。
iPhoneは一般的なスマートフォンとは異なり、2枚の特殊コーティングガラスの液晶を採用されています。
このうち内側に備わっている液晶は衝撃に弱い特性があり、誤って落下させるだけで大きなヒビ割れが入る恐れがあるほどです。
そのほか、「コネクタドッグの交換」「バッテリー交換」となっており、1つのショップで約20項目の修理に対応されています。
各修理に必要な料金と作業内容
各修理に必要な料金と作業内容にも触れていきましょう。
■電源ボタンが作動しない場合
先述した故障内容にそって見ていくと、「電源ボタンが作動しない」という事象の場合、約5,800円の料金が必要です。
新たなボタンに付け替える作業とデバッグ費用も含んでおり、半日で対応されます。
■液晶割れの場合
「液晶割れ」の場合は約4,000円~1万2,000円と料金に幅がありますが、これはiPhoneのモデルごとに液晶サイズが異なるからです。
9であれば約4,000円、最新機種の11なら1万2,000円となり、さらにオプションでガラスコーティングも追加することもできます。
このガラスコーティングは落下時の衝撃から液晶を守る役割があり、可能な限りコーティング処理をおこなうのが望ましいです。
多くのショップでは液晶交換とセット料金で提供されているので、単体で依頼するよりもお得になります。
■コネクタドッグの交換の場合
「コネクタドッグの交換」は機種に関係なく同じ規格のドッグを採用されるので、費用としては約2,000円ともっともお安く価格で依頼することが可能です。
このドッグに関していえば、必ず充電またはデータ転送時に使用する箇所になります。
何十回とケーブルの抜き差しをしないといけず、そのたびに端子が傷んでしまうので2年に1回は不具合がなくても取り換えるようにしましょう。
■バッテリー交換の場合
「バッテリー交換」もコネクタドッグと同じく、一種の消耗品の取り扱いといえます。
iPhoneには繰り返し充電・放電が可能なリチウムイオンバッテリーが備わっています。
バッテリーの寿命は約5万回の使用に耐えうるものですが、スマートフォンは1日に1回以上の充電をおこない、中には充電をしながらゲームや映画に興じる方もいるものです。
これによってバッテリーは劣化しやすく、1年に1回の交換をメーカーでは推奨されています。
特に5年以上1度もバッテリーを交換していないという場合は、電流と電圧が不安定になってスマートフォンが誤作動する恐れもあります。
電池の減りが早くなったという時が交換の目安になるので、ショップに持ち込んで新しいものに交換してもらいましょう。
バッテリーの取り替えに必要な料金は約2,500円から8,000円となっており、最短1時間程度で取り替えを実施しているところもあります。
関連サイト・・・iPhone修理 茨木